2025年に世界経済フォーラムが昨年発表したジェンダーギャップ指数ランキングでは、
日本は146か国中118位という非常に低い順位でした。
G7は、イギリス4位、ドイツ9位、カナダ32位、フランス35位、カナダ36位、米国42位、イタリア85位でした。

日本が立ち遅れているのは経済と政治の分野です。
ランキング対象国全体では、国会議員(二院制の場合は下院)における男女平等率は2024年に過去最高の33%に達し、2006年(18.8%)のほぼ倍増となっているそうです。
世界の国はこの20年に努力していたのに、日本の衆議院の女性比率は今も10%程度です。

ジェンダーの問題は女性だけの問題ではありません。
作家のアルテイシアさんは、日本では「女は翼を折られ、男はケツを蹴られる」と述べています。
女性も男性も、性別だけを理由に社会から何かを強制されるようなことがなくなればよいと思います。

弁護士 内山晶